平成23年3月11日に発生した東日本大震災により福島第一原子力発電所が破損し、栃木県にもその放射性物質が飛散してきました。「宇都宮牛」も国による出荷制限を余儀なくされ、その信用回復と皆様へお届けする牛肉の安全•安心のため、牛の口に入るものすべてのものを放射線分析し、ND(測定下限値未満)であることを確認し給与しています。
また、給与する物の安全性確認の他に、出荷されたすべての牛肉の安全性も食肉市場で確認されており、現在まで出荷されたすべての「宇都宮牛」でND(測定下限値未満)を維持しておりますので、安心してご賞味ください。

第10回全国和牛能力共進会(平成24年10月 長崎県)から、枝肉審査基準の一つとして、牛肉脂質中のオレイン酸含量が本格的に採用されました。
オレイン酸とはオリーブオイルの主成分であり、動脈硬化・高血圧・心疾患等の生活習慣病に予防・改善効果があり、悪玉コレステロール(LDL)だけを減らすという身体に良い脂肪酸です。公益財団法人 日本食肉消費総合センターHPの牛肉脂肪酸組成一般販売和牛の調査結果では、部位により45〜49.9%のオレイン酸割合とされています。
「宇都宮牛」では、このオレイン酸を継続的に測定し、平均56%のオレイン酸割合を誇る良質脂肪を備えた牛肉になっています。