栃木県宇都宮市 珠玉の味「宇都宮牛(UTSUNOMIYA BEEF)」- 宇都宮牛協会

栃木県の俵牛 宇都宮牛とは

宇都宮牛とは、宇都宮牛指定生産者が肥育した黒毛和牛で日本食肉格付協会が実施する枝肉格付で肉質等級3・4・5等級のものをいいます。
【商標登録番号第1952550号】

宇都宮牛の由来緑と人情の豊かさで 農家の人たちが一頭一頭手塩にかけて秘術をこらし ひたむきな努力の積重ねにより昭和四七年九月 銘柄「宇都宮牛」として指定を受け全国有数の産地として昭和五八年 特許庁により認定を受け現在に至っております

宇都宮牛のはじまり

宇都宮牛のはじまりは1955年(昭和30年)頃にまで遡ります。
当時の農家は、稲作との複合経営として、和牛1〜2頭を飼養していました。横川地区の牛飼いの方々は県内の肉牛共進会や栃木県畜産共進会などで常に上位入賞を獲得し、県内における肉牛肥育の先導的地位にあったそうです。
しかし、まだ「宇都宮牛」は誕生していません。

1970年(昭和45年)

この頃、宇都宮市では今泉家畜市場で「宇都宮市農業祭」種豚肉牛共進会の審査が行われていました。
横川地区の8人の牛飼いの方々は、東京都民の動物蛋白供給に貢献したとして、東京都知事・東京食肉市場より表彰をうけました。

1972年(昭和47年)

多くの肥育農家では、橋本畜産の協力を得て素牛の導入をおこないました。
主な導入元は岩手、秋田、宮城、山形で、主な導入血統は福昌、茂重波、和人、恒徳、菊谷でした。

宇都宮牛の誕生

1972年(昭和47年) 9月、宇都宮農協共励会の販売実績が高く、東京食肉市場の後藤氏の強い勧めもあり、全国で10番目の銘柄牛として指定され「宇都宮牛」が誕生しました。ここから40年を超える老舗ブランド「宇都宮牛」の歴史が始まったのです。

1974年(昭和49年)

「宇都宮牛協会」が設立されます。

日本一の実績

1980年(昭和55年) 宇都宮牛協会の会員は約100名ほどにまで増えていました。
そしてこの年、東京食肉市場で実施した、多くの枝肉共励会の中で、生産者手取り日本一(一頭当平均109万円)という輝かしい実績をあげました。
また、翌年には年間出荷頭数1200頭、その内600頭は枝肉搬入でした。

1983年(昭和58年)

「宇都宮牛」の商標登録を行いました。この年、宇都宮市内百貨店(上野、福田屋、東武、西武)にて順次宇都宮牛の販売が始まりました。

年間出荷頭数1500頭

平成になったこの年、群馬県で行われた関東肉牛共進会で宇都宮牛の鷹觜氏が最優秀賞を受賞しました。その翌々年の1991年(平成3年)には年間出荷頭数が1500頭にまでなりました。しかし牛肉の輸入が自由化された影響により、徐々に枝肉販売価格の低下に繋がってしまいます。

1998年(平成10年)

宇都宮(旧)、上河内、栃木かわち、南河内、かみのかわの5農協が新設合併し、現在の「宇都宮農業協同組合」となります。

2004年(平成16年)

宇都宮市内全小中学校給食に、宇都宮牛を提供し「地産地消」「食育」の推進活動に努め、好評を得ました。
また、この年に牛肉トレーサビリティ法の施行があり、全ての牛の個体識別情報が確認できるようになりました。

2008年(平成20年)

宇都宮市内のスーパー(スーパーオータニ様)で「宇都宮牛」の販売を開始しました。

新たな挑戦

2014年、宇都宮牛のさらなる発展と、消費者の皆様に今まで以上の楽しいお肉ライフをお届けするため、公式ホームページをたちあげ【UB】宇都宮牛が動き始めます。

公式キャラクターの誕生

2015年、宇都宮牛公式キャラクターが誕生しました。頭の上に米俵がのった子供に愛される可愛いキャラクターです。公式ホームページより名前の公募を行い、多数の応募の中から「みやぎゅー」に決定しました.